JaSST20 北海道 自分用振り返り
http://www.jasst.jp/symposium/jasst20hokkaido/timetable.htmlwww.jasst.jp
特に印象に残った以下の2プログラムの振り返り。
- 「なぜ大規模SIerで探索的テストを推進しているのか?~NTTデータが目指すソフトウェアテストの世界~」
- 熊川 一平さん(NTTデータ)
- 「美味しくいただく為のハンティング」
- 玉木 康雄さん(玉翠園)
熊川さん
なぜ
と直観
の両面を武器にして、既存のSIerの仕組みをゲームチェンジしようとする話。 その題材の一つの探索的テストの紹介。 スライドはなさそう。
話していた内容
すぐにでも真似できる思想は多い
それだけでなく、探索的テストを導入して成果を出すまでの発表の流れや既存の常識から外れた内容であったのにも関わらず納得感がすごく、恐ろしくキレイだった。
構造化
発表の流れを構造化しなおしてみると学ぶべきことは多いと思う。
- 背景
- SIとして探索的テストをする
- 探索的テストとは
- 探索的テストの定義と仕組み
- 探索的テストのうま味は何か : 観察と思考と実行
- 観察の実例(聴衆への納得感)
- 課題提示 : 探索的テストの特長を述べた後。
- SIerのテストに客観的なテストが必要である。
- 探索的テストの必要性
- 品質の良さを論理で語るのは無理なことの証明
- 現実的な効果の積み上げをする
- その際の適切な命題は?テストをすることによる効果はバグ発見と仕様改善
- 実際に社内で探索的テストをやって効果が出た話。
- 効果から、命題を変えることの正当性があったという確認
- 探索的テストの扱い方
- 探索的テスト活用ポイントとしてどの工程に配置するとどんな効果があるのか
- 課題解決
- 探索的テスト導入時の課題
- 社内への説得
- その人の論理を、新たな学習と経験によって変える
- 効果
- 既に効果あったね
- プロジェクトのコスト制約に対して取入れるべきか
- 既に効果あったね?
- 探索的テストを非公式から公式なものにする(ゲームチェンジ)
- 既に効果あったね?
- 社内への説得
- sonar testing
- 探索的テスト導入時の課題
- 次のゲームチェンジ
- 現実的な効果を積み上げる方向
- わかりやすい問題に落とし込んだ論理よりも、沢山の因子を考慮した直観
- キレイなアーキテクチャ・高度なコードではない
- 沢山の論理に裏打ちされた、尊敬する技術者の体感に重きを置く。