キーワード駆動システムテスト チュートリアル(素振り)のコンテンツフィードバック
※勉強会に参加された方へのコンテンツのFB用の記事であって、考察などはあまり含まない(かつ参加者しかわからない粒度でしか記載しない)ので、このブログから何かしら得られるものはないと思います。 興味のある方は概要記載の資料を見たほうが有用かと思います。
■勉強会・記事概要
- 日程:19/10/26 14:00-17:30
- URL:https://kokucheese.com/event/index/582210
- 資料は後日小井土さんが公開にアナウンスされるとのことなので省略します。おそらく以下にアップされるかと思います。
- 参加者は小井土さんの知り合いと自由参加枠があり、自由参加枠で参加させてもらいました。計6名でした。
■記載者のドメイン知識
FBをするうえで、記載者のドメイン知識は前提として伝えておくべきなので、記載する
- 自動化のコードはあまり書かず、アーキテクチャの設計は未経験。ブラックボックステストメインのQA5年目
- キーワード駆動は軽く触ったことはある
- 資料側(キーワード駆動自動テスト)は独力で一通り読んで理解できた。チュートリアル側は、前半はおそらく大丈夫で、後半のキーワード駆動で脱落しかけた。
■得たこと(自分用)
- 何に活用できそうか?
- 自動テスト、キーワード駆動設計時のレビュー時の有用な観点を知る事ができた
- 自身で設計するのは、まだ掘り下げが必要
- 新しく得た発想は何か?
■よかったこと(FB用)
- 自動化する際の要求として、資料側に指針となること、チュートリアル側に具体化されたことの両面が書いてあって、今後見返して活用できること。先人の通った道筋が参考にできるようになったこと
- 特にードの品質として複数人で継続的に自動テストに関わるうえでの思想・ルール(とどう記述すべきか)など取組の意識の高さが凄い
- 普段考えるきっかけのなかった視点・発想に触れられた
- その他
・例題・電卓演習
- 各step毎に要求の具体例があるため、アークテクチャ設計や自動テストを進めるうえでの実際の勘所に触れられたこと。また、それらの要求の思想(という普段表に出てこないもの)を考える事ができた
・キーワード駆動チュートリアル
■難しかったこと(FB用)
そもそも、今回のチュートリアルにはそれなりの前提知識や経験が必要だが、そこに至れていなかったことが全ての敗因。 併せてアーキテクチャ設計など高度に知的なお話を他人に認識の祖語なく伝えるのは難しいのでどうしたら多少は緩和するんだろう?って思った。
・例題・電卓演習
- step2以降の質問で「追加したようが良い要求」とあるが、各stepの範囲がタイトル・具体例から汲み取りきれなかった。step2で答えた内容が実はstep3で述べられていたりと、各ステップを行ったり来たりしつつ考える必要があったこと。他にはテスト計画やJSTQB(Advanced Level Test Automation Engineer Syllabusのこと?)のフレームワークに併せると良いのではといった話もあった。
・キーワード駆動チュートリアル
- キーワード駆動の基本を理解しつつ、並行してチュートリアルの意図や、達成したいこと・制約など、さらうことが難しかった。(考えるきっかけになってよかったことでもある)。
- キーワード駆動の知識:
- キーワード、値、対象の定義(説明はあったけど、理解がおいついていなかった)
- キーワードの定義と、実行スクリプトのイメージの両方が必要だったが、後者の観点が抜けていたので
- チュートリアルの意図:システムアーキテクチャへの要求事項を考え設計に落とし込む
- 達成したいこと・制約
- 一つのキーワードテストスクリプトで、二つの出力の異なる電卓をサポートする必要がある?(ように最初は聞こえたが、そのあと違うことが分かった。このあたり、全くついていけなかった)
- キーワード駆動を取り入れることにより達成したいことと、そのすり合わせができなかった
- 電卓の計算機能
- ボタンの押す順番による状態
- e.g.異常系(有効桁数を超えて数値の入力・+ボタンを2回押すなど意図しない操作も対応できる)ことを見越すのかよう。また電卓液晶部の表示系の確認も含むのか
- キーワード駆動の知識:
■感想
以下の自動テストチュートリアルを紹介いただいたので、まずはキーワード駆動テストチュートリアルハンズアウト.03.06から出直す。 チュートリアルをする前に、キーワード駆動についてどういった思想で作られているかがわかったうえで、取り組めるのはとても有難い。
チュートリアル化する際には、また参加したい。数日かけてじっくりだと嬉しい。とても高度なチュートリアルなので、時間として適切か、認識の祖語なくチームで進められるか、対象者は適切か、などの敷居を埋めるにはある程度の日数が必要そう。
チュートリアル参加者5名と少人数、かつ集中する必要のあるチュートリアルだったので、シェア用のお菓子をもっていって正解だった